ScanSnap SV600が漫画自炊に向かない3つの理由
- 2013/12/16
- パソコングッズ
さて本日は、あなたが気になっているScanSnap SV600での漫画自炊について答えるぜ!やっぱり非破壊スキャナーというからには、非破壊で漫画などの本を自炊してみたいだろ。
そこでテスト的に自炊をしてみたんだけど、これ特に漫画本での自炊は相当厳しいや。そんなわけで実際自炊をしてみてSV600が漫画の自炊に向かない理由をお教えします!
漫画自炊に向かない3つの理由
漫画本が向かない理由はコレ!
- ページ数が多すぎる
- 本が厚く見開きが難しい
- スキャン後の修正が面倒
簡単にまとめると上記の通り。とにかく漫画本は単行本であっても約200ページくらいある。ちょっとボリューム的に面倒なのだ。では詳しくその辺り解説していくよ。
自動読み取り設定を行う
ScanSnap SV600ではボタンを押してスキャン開始となるわけだが、そんな事をやっていると時間がかかってしかたない。そんなわけでScanSnapの設定画面から「タイマーモード」の設定を行う。
これにチェックを入れれば、ボタンを押さずとも決まった秒数間隔でスキャンしてくれるのだ。これは便利。他にもページめくり検出モードもあり、ページめくりを検出したらスキャンするモードなんかもある。
素手で読み取り開始
スキャンする方法として一番手っ取り早いのが、直接本を持ってスキャンする方法。ただしこの場合だと指が入り込むなどちょっとしたデメリットがある。
一冊あたり15分
合計で20ページ分スキャンしてみたところ、かかった時間は約1分30秒。つまり単行本一冊だと約200ページあるから10倍の15分かかると言えます。うーんなかなかの重労働だ。
実は更に修正に時間がかかる
今回、指で適当に開きながらスキャンしていたので、かなりの歪みがでてる。そんなわけで必ず画像修正が必要となります。この修正はScanSnapのソフトで行えるんだけど、これを一枚一枚やるかと思うと気が滅入る。
人によって修正にかける時間が変わると思うけど、200ページだったらたぶん30分〜45分程度はかかるはず。つまりスキャン時間と合わせて合計で1時間はかかるな。もうここまで時間をかけたら立派な労働である。
アクリル板を使うとスキャン品質がよくなる
手でスキャンすると、本は歪むわ、指は写り込むわで自炊品質的に問題ありまくり。指を消すモードとかもあるけど漫画だと指で掴んでいる部分が余白などではなく、直接的な絵の部分になるのでその修正すらできない。
そこでどうしても、漫画本を非破壊でスキャンするには、写真にあるようなアクリル板を使ってやるしかない。ちなみに写真に写っているアクリル板は、SV600のアプション品でござる。
自動読み取りはオフ
先ほど、タイマーモードにしたが、このアクリル板を使う方法だとページめくりに若干の時間がかかったりするので、スキャンは手動式に戻そう。
本が厚いから少しの歪みがでる
今回、アクリル板を使う事でかなりスキャン品質はよくなった。しかし漫画本は雑誌と違って開いた時に厚みがでてどうしても歪んでしまいます。すると写真のように若干の隙間が生まれるのでご注意を。
ページの中央部分をスキャンできない事も
あんな分厚い漫画本をスキャンするわけだから、どうしても中央部分をスキャンできないって事も起こりえる。今回スキャンしてみたら、ご覧のように若干隠れる部分が出てきちゃいました。
自炊するならせいぜい雑誌
今回やってみてわかったのが、自炊には分厚い本は向かない。歪みが大きくなるからね。しかし薄い雑誌などであれば、ある程度の品質でスキャンできるって事もわかった。とにかくSV600の自炊には漫画本は向かないようだ。
結論!漫画本の自炊は不向き!やるならix500
とにかくあれだ、SV600はちょっとしたやつのスキャンには向いているがページ数が多いとすごい手間がかかる。よってページ数が多い漫画本などは不向き。もしやるなら上にもリンクしてあるけど、ix500を使って破壊スキャンするのがベストだ。
こうやって見てみると、ScanSnapシリーズでもそれぞれで向き不向きがあるってのがよくわかる。とにかくどちらもスキャンには便利なので、もし買うのであればどっちが自分に合っているのかよく考えてから買うといいですぞ。