好なHDDを組んで外付けHDDとして使えるLogitecのHDDケース USB3.0対応
- 2012/09/12
- パソコングッズ
先日、私のパソコンのHDDが壊れてデータがぶっとぶという恐ろしい事件が発生しました(その時の記事)。でも直前に今回紹介する外付けHDDにてデータ丸ごとバックアップをしており難は免れました。
今回紹介する商品は『外付けHDD』ではなく正確に言うと『HDDケース』と呼ばれるものです。ではハードディスクケースとは一体どのようなものか紹介しましょう。
中身(HDD)を入れ替えて使えるHDDケース
LogitecのHDDケース LHR-EGU3F 価格は約3100円
今回、買ってみたのはLogitecのHDDケースでございます。『コチラ』のamazonにて約3100円にて販売してます。ちなみに同一商品でもいろいろタイプがあり私が購入したHDDケースはファン付きのものとなります。
HDDケースってHDDは内蔵されていません
一般的に販売されている『HDDケース』と『外付けHDD』の大きな違いは何かというと、最初からHDDが内蔵されているかどうかという事でしょう。
通常の『外付けハードディスク』というものは、最初からHDDが組み込まれているので、買ったらそのままPCに接続するだけ。でもHDDケースというのは、名前の通りただのケースです。だからHDDを別途購入する必要があるんです。
3.5インチタイプのHDDを組み込めます
実はHDDには二種類のサイズがあり『3.5インチ』と『2.5インチ』がございます。通常こういったHDDがパソコンやノートパソコンに組まれており、それにOSだとかをインストールするわけです。ちなみに通常のデスクトップPCは、ケースに余裕があるので3.5インチという大型のものを組込み、ノートパソコンはボディーが小さいのでコンパクトな2.5インチのHDDを組み込むわけです。
ちょっと話がそれてしまいましたが、今回のHDDケースは3.5インチ用のもので、このサイズというのは容量と価格で一番コストパフォーマンスのいいサイズです。バックアップとしては十分すぎる2.0TBのものを購入しました。
ちなみに、2.0TBという大容量のモデルであっても価格は約7000円。数年前では考えられないような価格です。タイの浸水でHDDは以前に比べ高くなったと言いますがそれでもまだ安い。
HDDケースを分解しましょう
HDDケースにHDDを組み込むのって難しそうなイメージを持たれているかもしれませんが、実はすごく簡単。今回購入した『LHR-EGU3F』はネジ一本でケースが留まっているので、ネジを外しパカっと開けましょう。
HDDの組込みは、ただ差し込むだけ
HDDケースを見ると端子がついており、それに3.5インチのHDDをガチャっと組み込むだけ。たったそれだけなのです。
あとはネジが2本付属されてますので、内部でガチャガチャ動かないようネジ固定し、最後に蓋をして出来上がり。時間にして5分もかかりません。慣れれば2分もあれば十分組み込めます。
外付けHDDとして使用
たった数分の作業で、立派な『外付けHDDの』の完成。びっくりするぐらい簡単です。あとは電源とUSBケーブルを接続してパソコンと接続するだけ。
パソコンに接続したら、新品のHDDを使っているため『フォーマット』というものが必要です。Windows7だと下記のような手順でフォーマットします。
フォーマットの手順
- スタートメニューを開く
- コンピュータ右クリックで『管理』を選ぶ
- ディスクの管理を選ぶ
- 接続したHDDを選択してフォーマット
詳しくは『Windows7 外付けHDD フォーマット』などで検索すると、より詳しく紹介されたページがでてくると思いますのでそちらご覧下さい。
あと、これ一番重要な事ですが、間違えて必要なHDDをフォーマットしないようご注意下さい。間違えたら何のために今から外付けハードディスクを使ってバックアップするのか意味がわからなくなります。
超高速!USB3.0対応のHDDケースなのさ
最近増えてきましたね『USB3.0』対応のパソコンや外付けHDD。私が今年買ったMacbook AirもUSB3.0に対応おり超高速でデータのコピーができます。
その前に『USB3.0』を知らない方もいるでしょう。USB3.0とは以前のUSB2.0に比べて約10倍の速度でデータ転送ができる素晴らしい規格なのであります。つまりいままで10分かかっていたものがたった1分で転送できてしまうという事。
でもこれはあくまで理論値なので、そううまくはいきません。それでもUSB2.0と比べて何倍も早い速度でデータ転送ができてしまいます。ただ注意点としてパソコン、外付けHDDの双方にてUSB3.0に対応している必要があるのでご注意下さい。対応していない場合は、通常通り速度で転送するといった感じになります。
外付けHDDにありがちなファンの騒音は少ない
今回のHDDケースですが、静音性に定評がありとても静かとの事。実際に使ってみたのですがホント静か。よくありがちなファンが『ブォーーン』と鳴り響く事はいまのところございません。
私は普段からエアコンを使わない人なのですが、室温33度でもファンがうるさいって事はなかったです。これレグザなどのテレビの外付けHDDとしても使えるので、テレビ視聴の時にうるさくないってのはポイントでしょうね。
Windows/mac/レグザなど対応
まだWindows7でしか私のほうでは動作対応していませんが、説明書を見るとこれだけのものに対応しているみたいですね。
HDDケースの対応状況
- Windows7
- Windows Vista
- Windows XP
- Mac OS X
- torne(トルネ)
- SHARP AQUOS
- TOSHIBA REGZA
WindowsやMacはもちろん、アクオスやレグザにも対応しているみたいです。2TBのHDDを組んでしまった日には、鬼のように番組を溜め取りできちゃいますね。
HDDケースのコンパクトさも売りなんです
コンパクトさを売りにしたモデルらしく、厚みはたったの35mmしかありません。何でもコンパクトっていい事ですよね。しかもこのコンパクトさで静音性が高いというのだから最高です。
あと地味にACアダプタのコンパクトさについても記載がありますね。たしかにACプラグの割にはコンパクトです。
バックアップソフトも付属してます
LogitecのHDDケースを買うと、まるごとHDDをバックアップできるソフトもついてきます。でもWindows7にもバックアップのツールは入っているのでどちらか好きな方を使いましょう。私はパソコンに内蔵されているHDDに対してWindow7のバックアップツールを使い、外付けHDDについては、付属していたバックアップソフトを使っております。
HDDケース(LHR-EGU3F)のスペックなど
箱に記載があったのでコチラまとめておきます。
- デバイス名 LHR-EGU3F
- インターフェイス USB3.0
- 冷却ファン 内蔵:1個(取替え可能AN/40mm角・厚さ10mm・電圧12V)
- 動作時環境条件 温度 5度~35度/相対湿度20~80%(ただし結露なきこと)
- 保管時環境条件 温度 -20度~50度/相対湿度20~80%(ただし結露なきこと)
- 入力電圧 DC+12V 2A
- 外形寸法 120 X 199 X 35mm(突起部を含む)
- 質量 約370g(本体のみ)
質量が370gと軽量ですが、3.5インチのHDDってけっこう重たく、組み込むと楽に1キロはあります。やっぱり磁石の塊みたいなもんだから重たいんだね。
縦置き/横置きのどちらでも対応
外付けHDDというと基本は縦置きですよね。でも今回紹介したHDDケースは、縦置き/横置きの両方に対応しています。ためしに両方で置いてみたのですが異音がするという事もなく普通に動作する事を確認できました。
いらないHDDをバックアップHDDとして利用
実は壊れたHDDというのは『RAID0』で組んでいたものでして、片方は壊れず生きております。そこで正常な方のHDDを組み込んでバックアップ用のHDDとして使わせていただきました。
すでに二重でのバックアップ体制をとっており、これで三重となります。でもこのHDDについては、バックアップ後、ケースから取り外して保管しています。というのもこれは雷でパソコンがダメになってしまった場合の最後の砦として置いておくデータ用HDDとしておきたいからです。
いままで雷でダメになった事はありませんが、可能性はゼロではありません。そこで最新ではなくても以前のデータを持っていて雷の影響も受けないHDDを一つもっておきたかったのです。WEB屋をやってるとHDDのデータは大事というか全財産といってもいいでしょう。なのでやりすぎな感じはありますが、三重体制でバックアップしております。
使ってわかったHDDケースの良い点と悪い点
しばらく使ってみて感じた事をまとめてみました。みなさんの参考になれば幸いです。
良い点
- 用途に合わせて好きな容量のHDDを組込める
- 静音性は抜群
- USB3.0に対応している
- 余ったHDDを利用できる
- 組立てが何か楽しい!
- HDDが壊れたら取り替えできる
悪い点
- ファンの音はないがHDDの起動音はわかる
- 電源が必要(まぁこの3.5インチなら当たり前)
- そもそも外付けHDDがあるのがじゃま
HDDケースのポイントは、やはり好きなHDDを組込めるという事でしょう。またHDDというのは、いずれ壊れるものなので、壊れた時はHDDを交換する事で新品状態になります。これはHDDケースだからできる事。(普通の外付けHDDでもがんばればできるみたいですが)
悪い点も、書かせていただきましたが、今回特に感じなかったな。ただ外付けって事で多少なりスペースをとるのが気になるくらい。ホントその程度です。
今回はLogitecのハードディスクケースを購入しましたが『amazon』では他にもいろんなHDDケースがあるみたい。RAID機能を備えていたりなどそんなものをあるみたいですよ。今年は普通の外付けHDDではなく、HDDケースというものに挑戦されてみてはいかがでしょうか(^^)
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