Kindle Fire HD8.9!24800円の超低価格タブレットがきたからレビュー
- 2013/03/13
- タブレット端末
先日Kindle Fire HD(レビュー記事)を買ったわけだが、残念ながらKindleにはiPadのような大画面タブレットはなかったんだ。でも先日いきなり発表されましたね。そうKindle Fire HD8.9ですよ。
いやぁホント、各メーカーともタブレット競争が激しいですな。現在日本一の個人タブレットコレクターを目指している私としては「Kindle Fire HD8.9」を見逃すわけにはいきません。さて開封レビューしますかね。
Kindle Fire HD 8.9 価格は24800円(16GB)
おぉ、さすがKindleだ。このサイズのタブレット端末で有名なiPadやNexus10と較べても断トツに価格が安い。容量16GBモデルだと24800円という安さを実現。
商品購入ページ
この価格は正直魅力を感じる方も多いのではないでしょうか。iPadより安いのはもちろんですが、調べてみるとアップルの「iPod touch(レビュー記事)」と一緒な価格ですよ。そう考えるとなんか手頃感があるよな。
やべぇ面白ろすぎる!amazonでのiPad比較説明
現在、タブレット市場では断トツに売れているiPadを意識するのは当然だが、amazonのページ内で直接「Kindle Fire HD8.9 VS iPad」というコンテンツがあったのには笑った。
- Kindle Fire HD8.9 VS iPad(amazon比較ページ)
特に互換性の解説が面白いね。Kindleは「一度買ったらiPad、iPhone、Android全てで楽しめる」と書いてあるのに対して、iPadは「限定的:Apple製品でのみ楽しめる」と記載があります。
いやぁ、なかなか挑戦的な比較ですな。個人的には、この攻めの姿勢は好きだな。こんな大企業でも皮肉たっぷりに比較コンテンツを作る事ってあるのね。また上下2度にわたって価格表示されているのもわざとでしょう。これはiPad高すぎるよって言いたいんでしょうね。
本体、付属品を確認だ!
おっやっぱり以前買った小型バージョンの「Kindle Fire HD」と同じだね。同梱物は下記の通りです。
- Kindle Fire HD8.9本体
- MicroUSBケーブル
- スタートアップガイド(取扱説明書)
Kindleは、やはり価格を限界まで下げる事にチャレンジしているから電源プラグが付属されてないんだ。電源プラグは別売って事で990円で売っています。(プラグ販売ページ)
解像度・サイズとも申し分ない
iPad(9.7インチ)と較べて8.9インチと少し小さめではあるが、大きさは十分。画素密度についてはiPadが264ppiに対して、Kindleの方は254ppiと十分高画素機と言える。
実際にiPadと比較しても、文字などは鮮明に描写され読みやすい。全然ドットが見えない。24800円という安さながらよくがんばったよな。
重量は567g、ゴムっぽくて持ちやすい
小さい方のKindle Fire HDは、そのサイズの割に重量が重く、比較した時にイマイチな印象があったんだ。でも今回の方は、ちょっとがんばってますね。
重量は、567gとiPadの652gと較べてちょっと軽い。まぁ画面サイズが小さいのも関係しているんでしょうけどね。またNexusシリーズもそうなのだが背面がゴムっぽくて持ちやすい。
あとご覧のように小型バージョンのKindle Fire HDも並べてみたのですが、全くデザインは一緒ですね。そのまま小さくなったという感じです。
Androidっぽくないシンプルなインターフェイス
KindleってシステムのベースはAndroidなんだけど、かなりカスタマイズしてあって、Androidっぽくないんだよね。
そこで面白いのが、その独自のメニュー画面。すっげシンプルだから初心者であっても使いやすいと思うんだ。
デュアルアンテナで通信速度がヤバイくらい早いらしい
なんかね、よくわからないけどデュアルアンテナでiPadと比べ40%早く通信ができるらしい。2つのアンテナで受信し、そして送信するとの事。うーんよくわからないシステムだな。今度ホントに早いか検証する必要がありそうだ。
Kindle Fire HD8.9の残念なところ
アプリが充実してない
KindleはPlayストアではなく、独自のアプリストアがあるわけ。ここで残念なのは、その品揃えである。最近ではパズドラがようやくダウンロード可能にはなったがYouTubeやHuluなど対応がかなり遅れています。
Kindleだから、書物を読むためのタブレット機器として割り切れば特に問題はないが、せっかくなので動画もフルに楽しみたいぜ。
若干ではあるが、液晶が黄色っぽい
一枚だけ見る分では気づかないがiPadと較べて時に画面が黄色っぽい感じがする。ただこれは目への負担を減らすためわざと、黄色っぽくしているのかもしれない。実際はどうなんだろうね。
カメラは前面のみ
他のiPadやNexus10は、背面に高機能なカメラがあるのに対して、Kindleは背面にカメラはないんだ。あるのは前面のカメラのみ。
このカメラってのは、画質に重点をおいたものではなく、スカイプなどでのテレビ電話用ってな感じの位置づけなのかな。
ちょっと電源は押しづらいんだな
これは以前も感じていたんだけど、電源など操作ボタンが小さく押しづらいんだな。ちょっとこれは残念。次はもう少し押しやすくしてくれると嬉しいっす。
低価格のタブレット端末って事では買いかも
特に驚くこともなく、予想通りといった印象ではあるが、やっぱりKindleの価格は魅力的だよね。8.9インチのタブレット端末が24800円ですよ。原価割れしないのって心配になっちゃう。これ左から順にKindle、iPad、Nexus10と並べてみたんだけど、頭ひとつ抜けてKindleは安いわけ。
さらに価格が安いわりには、作りや性能的な部分でも悪い印象はないし、アプリが少ないとかカメラが前面しかないなど、それって使わない人も多く、割りきっての使用であれば全く問題ないわけです。
これからタブレット市場は一体、どうなっていくんでしょうね。最近はiPadだけでなく、NexusやKindleなど第二、第三の勢力ががんばっているから面白いんだよね。さてこれからちょっと使い込むぞ!
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